スヴェンボーと同じフュン島の中央に位置するオーデンセは、童話作家アンデルセンが生まれ育った街として知られています。絵本の中に飛び込んだような街には穏やかな空気が漂っていました。
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Svendborg
Malmo
Copenhagen
八年振りのコペンハーゲン。アルネ・ヤコブセン、フィン・ユール、ハンス・ウェグナー、ボーエ・モーエンセン、ポール・ケアホルム、大興奮です。やっぱりデザインの国だなとつくづく感じました。
デザインミュージアム(旧工芸博物館)見事なコレクション。ここのカフェで飲んだ久々のドリップコーヒーが美味しかった。ウェグナーの椅子のおかげでしょうか?
フィン・ユールの自邸も訪れる事ができました。美しい木々に囲まれた対の平屋建てで、もう本当に溜息が出る程に気持ち良い空間。これがコージコーナーってやつだなと深く納得。
ベルビュービーチは青い海と、ずっしり構えた大きな木、ヤコブセンの白い建築群、が静かで北欧らしい風景を産み出しています。
ルイジアナ美術館。八年前の訪問は真冬の二月。辺り一面霧が立ちこめ真っ白でしたが、今回は違います。深谷さん今日は対岸のスウェーデンがはっきり見えます!環境、建築、作品が見事に共鳴する素晴らしい美術館。
Dessau
Berlin
Marseille
南仏の旅、最後はマルセイユに滞在しました。最大の目的はル・コルビジェが設計した集合住宅ユニテ・ダビタシオンを訪れる事でした。現在1フロアがホテルとして利用されていて、その一室に宿泊する事ができました。泊まったのはうなぎの寝床の様な小さな部屋でしたが、コルビジェの寸法感覚を身を持って体験する事ができました。ちなみに有名なメゾネット住戸は、パリの建築・文化財博物館で原寸で再現されています。特に興味深く感じたのは、ピロティや屋上など公共空間のデザインでした。建物内部にも、小さな商店や本屋、展示会場などがあり、そこかしこに住民同士のコミュニケーションが産まれています。集合住宅だからこそできる事、その魅力を目の当たりにしました。
最終日には、今年オープンしたばかりのヨーロッパ地中海沿岸文明博物館にも立ち寄りました。美術館の文字表記はフランス語とアラビア語。異国文化が入り交じる港街ならではの展示空間でした。