Odense

スヴェンボーと同じフュン島の中央に位置するオーデンセは、童話作家アンデルセンが生まれ育った街として知られています。絵本の中に飛び込んだような街には穏やかな空気が漂っていました。
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Svendborg

デンマークの中央に浮かぶフュン島の、南端に位置するスヴェンボーは、可愛い港町でした。憧れの家具メーカーを訪れる事ができ感無量。完璧な縫製家具のために費やされる莫大な手間と、卓越した技術を知る事ができました。
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Malmo

コペンハーゲンから西へ向かうはずが、方向を間違え予期せずスウェーデン入国。料金所の親父のディスィズゥスッウェィデンナウッ!の言葉で気付き、慌てて引き返す。どうりでずいぶんと長い橋を渡ったわけです。
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Copenhagen

八年振りのコペンハーゲン。アルネ・ヤコブセン、フィン・ユール、ハンス・ウェグナー、ボーエ・モーエンセン、ポール・ケアホルム、大興奮です。やっぱりデザインの国だなとつくづく感じました。
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デザインミュージアム(旧工芸博物館)見事なコレクション。ここのカフェで飲んだ久々のドリップコーヒーが美味しかった。ウェグナーの椅子のおかげでしょうか?
SONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCフィン・ユールの自邸も訪れる事ができました。美しい木々に囲まれた対の平屋建てで、もう本当に溜息が出る程に気持ち良い空間。これがコージコーナーってやつだなと深く納得。
SONY DSCSONY DSCベルビュービーチは青い海と、ずっしり構えた大きな木、ヤコブセンの白い建築群、が静かで北欧らしい風景を産み出しています。
SONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCルイジアナ美術館。八年前の訪問は真冬の二月。辺り一面霧が立ちこめ真っ白でしたが、今回は違います。深谷さん今日は対岸のスウェーデンがはっきり見えます!環境、建築、作品が見事に共鳴する素晴らしい美術館。
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Dessau

思い返せば美術大学に入りはじめて受けた授業は、バウハウスにルーツを持つ造形のバランス感覚を養う内容のものでした。以後、デザインを学んでいると、ことあるごとに耳にするバウハウスという造形学校の名。興味を持たずにはいれませんでした。そのバウハウスが最盛期を迎えた場所がデッサウで、初代学長グロピウスが設計した校舎と教員住宅が当時のまま保存されています。どこか母校にも似た空気感が妙に懐かしく、心地良く感じられました。
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Berlin

ドイツといえば、家具、車、筆記用具など、デザインという側面から大きな憧れを抱いていた国の一つでした。異国に訪れると、電車や街のゴミ箱、ベンチなどの公共物が気になります。その場所に暮らす人々の生活やデザインに対する意識を伺い知る事ができるように感じているからなのですが、そう言った視点からやっぱりベルリンは優れた都市だと思いました。意外にもチャーミングで、なんとも気が利いている。シンプル、クール、機能的という言葉だけでは片付けられない、ジャーマンデザインの魅力を感じました。分かったような事を書きましたが、そんな話からはちょっと逸れ、単純にベルリンで目に留まったものをバラバラとアップします。
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Marseille

南仏の旅、最後はマルセイユに滞在しました。最大の目的はル・コルビジェが設計した集合住宅ユニテ・ダビタシオンを訪れる事でした。現在1フロアがホテルとして利用されていて、その一室に宿泊する事ができました。泊まったのはうなぎの寝床の様な小さな部屋でしたが、コルビジェの寸法感覚を身を持って体験する事ができました。ちなみに有名なメゾネット住戸は、パリの建築・文化財博物館で原寸で再現されています。特に興味深く感じたのは、ピロティや屋上など公共空間のデザインでした。建物内部にも、小さな商店や本屋、展示会場などがあり、そこかしこに住民同士のコミュニケーションが産まれています。集合住宅だからこそできる事、その魅力を目の当たりにしました。
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最終日には、今年オープンしたばかりのヨーロッパ地中海沿岸文明博物館にも立ち寄りました。美術館の文字表記はフランス語とアラビア語。異国文化が入り交じる港街ならではの展示空間でした。
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Aix en Provence

マルセイユから小一時間、高速バスに乗ってエクスアンプロヴァンスにも立ち寄りました。画家セザンヌが生まれ、人生の大半を過ごした場所として知られています。中心地から少し離れた森の中に今も残されている彼のアトリエを訪れました。本人が設計したアトリエには北向きに大きな窓があり、細いグレーの窓枠にトリミングされた木々の美しい事。彼の愛した身の回りの物や、モチーフが当時のまま残されており、息遣いが聞こえてきそうな臨場感がありながらも、静かで清々しい空間でした。帰りもバスに乗り、セザンヌが描き続けた山々を眺めながら帰路につきました。
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Cap Martin

何年前だろう、森美術館で原寸模型を見た時から、いつか訪れたいと思っていた、ル・コルビジェの休暇小屋。念願が叶いました。本当に小さなスペースに、たくさんの工夫が詰まった小屋。簡素な木造建築で室内は薄暗いのですが、その分限られた開口から望むカップマルタンの海の美しさが目に焼き付きました。すぐ隣に建つアイリーン・グレイのE-1027も外から眺める事ができました。そして、この二人を虜にしたビーチも、おそらく当時のままの美しさで、そこに存在しています。海水浴と日光浴、ぼんやりと贅沢な時間を過ごしました。
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Nice

コート・ダジュール空港を降りると、そこはすっかり南国。海岸沿いを走るバスで市内へ向かいます。海は碧く、花々は活き活きと鮮やかに咲いていました。シャガールやマティスの作品を観て、編みかごや、オリーブオイルのお店をフラフラ。夜は、味のギュッと詰まったシーフードとロゼを楽しみました。
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