Eindhoven

アイントホーフェン出身で、スクラップウッドを素材にした仕事で知られるピート・ヘイン・イークの工場を訪れました。オフィス、ショールーム、ショップ、レストランも併設されていて、隅々まで彼のフレーバーを感じる、さながらピートヘインイークランドの様な楽しい場所でした。色んなものづくりのカタチがある事を再認識。
SONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSC駅にはモンドリアンのお言葉が。「人生と芸術を楽しむのに、最大の障壁となるのは慣習だ」的な事が書かれているようです。SONY DSC

Utrecht

ユトレヒトは、リートフェルトとミッフィーちゃんが産まれた街。デ・ステイルを象徴する建築作品で、1924年にヘリット・トーマス・リートフェルトが設計したシュレーダー邸を訪れました。モンドリアンの絵画を建築にしたような外観が緑の中に浮かび上がります。その視覚的な構成にばかり注目していましたが、実際にその空間に身を置き気付かされたのは、暮らしを豊かにするための工夫の数々でした。可動式の間仕切り、部屋の角を消す窓枠、浮遊する天井、視界を遮らない椅子などなど。豊かな発想から産まれたアイデアを、ミニマルなデザインに落とし込む手法が勉強になりました。ミッフィーちゃんの生みの親ディック・ブルーナも、リートフェルトをリスペクトしていて、シンプルなかたちと、原色の使い方に影響を受けたと語っているのを聞き、なんだか妙に合点がいきうれしくなりました。SONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSC

Amsterdam

低い屋根の小舟が運河をスイスイ進み、レンガ積みのかわいい建物がピッチリと立ち並んでいます。アムステルダムで出会った人々は皆ハキハキと話し、とてもオープンマインドな印象でした。色々な事が合法で、普通に街を歩いていてもドキッとするようなお店に出くわしたりするのですが、そんな寛容な国民性が独自の文化を育んでいる事を感じずにはいられませんでした。ドローグデザインに代表される、コンセプチュアルでウィットに富んだダッチデザインが産まれた背景を、ちょっとだけ垣間見る事ができました。SONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCアムステルダムに留学中の榊くんの絶景アパートにも招待してもらい、オランダ名物でおもてなし頂きました。美しい写真とともにオランダでの日々が綴られた榊くんのブログいつも楽しませてもらっています。SONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSC

Roma

イタリア最後は「永遠の都」ローマへ。
まずは、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パンテオンなど古代ローマの遺跡。転がった石一つからも溢れ出る、二千年という時が産んだ迫力に圧倒されっぱなしでした。
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SONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCお次はヴァチカン。システィーナ礼拝堂に「最後の審判」を描いたミケランジェロは、ここを守るスイス衛兵の制服までデザインしたとかしないとか、、、
SONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSC街の小道には素敵なお店がたくさん。かご屋の奥では伊達親父がスーパーレッジェーラの籐座を編み直していました。
SONY DSCSONY DSCSONY DSCSONY DSCイタリアではまだまだたくさんの旧型チンクエチェントに出会う事ができました。なんとも愛嬌のある顔立ちです。
SONY DSCSONY DSCザハ・ハディッドが設計した国立21世紀美術館も訪れる事ができました。歴史深い街並と、ダイナミックで躍動感のある造形のコントラスト、かっこよかったです。
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Firenze

ミラノからちょっと南へ移動し、フィレンツェへ。
まさにルネッサンスな街並を、タイムスイリップしたかの様に不思議な気持ちで、フラフラと歩き回りました。
細い路地には革製品、マーブル紙、額縁などのちいさな工房が軒を列ね、古くからの工芸の街としての顔にも、あちこちで出会う事ができました。
そして、何といってもジェラートのうまさ!
トスカーナのサンサンと照りつける太陽とジェラート!
とりわけレモン、キウイ、ライム等のお味がボーノでした!

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Milano

毎年4月上旬に開催される国際家具見本市にあわせ、世界中の人々がミラノを訪れます。
本会場フィエラの超広大な展示会場が、家具で埋め尽くされていました。その量に圧倒されながらも、最新のデザインを実物で見る貴重な機会、瞳孔開きっぱなしで歩き回りました。
本会場以外にも、ショップ、ギャラリー、美術館、そこかしこにサローネの旗が立ち、年に一度のデザインウィークに街が沸いていました。
頭の中が、デザインとピザの事で目一杯になった三日間でした。

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Ronchamp

一日に数本だけ電車が停まるちいさな田舎駅から、山道を歩く事30分。そろそろ疲れはじめたころ、傾斜した白い壁に、黒い屋根がフワリと乗った不思議な建物が目の前に現れます。
ロンシャンの礼拝堂はル・コルビジェ後期の作品であり、サヴォア邸に代表される、それまでの作品とは一線を画す独特の造形をしています。
鉄筋コンクリート造でありながら、周囲の自然環境と見事に共鳴し、あたかも、その一部であるかのように産み出される、穏やかな空気に心を打たれました。
礼拝堂を眺めながらぼんやり食べた、フツーのサンドイッチのうまかった事。
健やかな気持ちで、足取り軽く、山を降りました。

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Basel

スイス、フランス、ドイツ、三ヶ国の国境に位置するバーゼル。
街の中心にライン河が流れ、緑や黄色のトラムが軽快に走るかわいい街でした。ただ、スイスの物価は異様に高く、何をするにも御値札は全然かわいくない。。。
世界的なデザインやアート、時計の展示会が開催される事も有名で、ちいさな街の中には40以上ものミュージアムが存在するそうです。
スイス出身のマリオ・ボッタやヘルツォーク&ド・ムーロン等による建築にも、街のあちらこちらで出会う事ができます。巨匠ル・コルビジェもスイス出身で、10スイスフラン紙幣にはその肖像が印刷されています。
チーズフォンデュ、地ビール、さらに温泉まで、頭から足の先までホクホクです。

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Cordoba

コルドバは、バルセロナから電車で南へ二時間程の場所にある小さな街です。
複数の宗教が入り交じり形成された街の、メスキータやアルカサルと呼ばれる建築物で、その稀有な折衷文化を目の当たりにする事ができます。
久しぶりに感じる暖かい日差しと、街中を満たすオレンジの香りが、なんとも幸せな気分にさせてくれました。

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