石巻工房「成長する家具」デザインコンペ

東日本大震災により大きな被害を受けた石巻に、「地域のものづくりのための場」として設立された石巻工房。 この石巻工房が主催したデザインコンペティションで、優秀賞を頂きました。
「成長する家具」というテーマを受け提案したCobacoは、ちいさな箱型家具です。
単体ではスツールやサイドテーブルとして、複数積み重ねる事で収納棚として、生活シーンの移り変わりに併せ、機能を変化させます。
左右の脚と天板を、前後二枚の板で挟み固定するミニマルな構造と、スタッキング時にズレ止めとして働く、コーナーのディテールが特徴です。
レッドシダーのデッキ材に必要最小限の加工を施したパーツで構成し、ビスのみで組み立てる事ができます。
プレゼンテーションデータも併せてご覧頂ければ幸いです。

Cobaco_image_01

Cité internationale des arts

一年間滞在している、Cité internationale des artsについて紹介したいと思います。
1957年にパリの中心地に設立され、常時、世界中から集まる300人程度の様々な分野で活動するアーティストが滞在しています。
私の母校である武蔵野美術大学は、施設内に2室のアトリエを持ち、パリ賞を通して、ここでの制作の機会を卒業生に提供しています。
部屋はおおよそ、22㎡の大きなアトリエと、10㎡の居住空間、バスルーム、キッチン、倉庫と、制作に専念できるストイックなプランです。私の滞在している本館アトリエの、三枚の大きな窓からは、セーヌ川、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔を望む事ができ、滞在半年が過ぎた今でも、信じられない気持ちで、まさにパリの風景を楽しんでいます。
ここでしか経験する事のできない時間を、大切に過ごしたいと思います。

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Ronchamp

一日に数本だけ電車が停まるちいさな田舎駅から、山道を歩く事30分。そろそろ疲れはじめたころ、傾斜した白い壁に、黒い屋根がフワリと乗った不思議な建物が目の前に現れます。
ロンシャンの礼拝堂はル・コルビジェ後期の作品であり、サヴォア邸に代表される、それまでの作品とは一線を画す独特の造形をしています。
鉄筋コンクリート造でありながら、周囲の自然環境と見事に共鳴し、あたかも、その一部であるかのように産み出される、穏やかな空気に心を打たれました。
礼拝堂を眺めながらぼんやり食べた、フツーのサンドイッチのうまかった事。
健やかな気持ちで、足取り軽く、山を降りました。

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