Barcelona

アントニ・ガウディの作品を見にバルセロナへ。
なるほど!ザ・ワールドや、世界不思議発見で、ワクワクしながら見ていたあの世界です。
実際の空間に身を置いてはじめて分かったのは、造形に大変機能的な意味があり、それらが実に自然な方法で導き出されているという事。
アイデアを身近な自然の中に見出し、姿形に留まる事無く、その中の構造や、動きにいたるまで、人間離れした観察眼を持っていた事に気付かされました。ガウディの事知らなすぎたなと反省ひとしきり。
ガウディに自然の観方を教わり、今まで見過ごしていたものから、どんな発見ができるか、注意深く眼を向けたいと思います。
久しぶりに感じる日差しと、美味しい食べ物、バルセロナが大好きです。

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Gent

ブリュッセルから電車で30分、ベルギー第三の都市ゲントにも寄ってきました。中世の街並が残る市内を囲む様に、穏やかな川が流れ、歩いて回れる程のちいさなエリアに、ぎゅっと魅力の詰まった美しい街でした。

このちいさな街に、素晴らしいデザインミュージアムがあります。コレクションは、なかなかお目にかかれない量の様式家具、この街出身のヴィクトール・オルタの家具や室内装飾、ベルギーを代表するマールテン・ヴァン・セーヴェレン氏や、ピエト・ストックマン氏のコンテンポラリーデザイン等々。さらに倉俣史郎氏の企画展と、大興奮鼻血寸前の内容でした。

オーバーヒート気味の頭を、ベルギービールでクールダウンさせ帰路に着きました。

 

Bruxelles

今年最後の遠征はベルギーになりました。
ベルギーの高速列車タリスで、ブリュッセル南駅に着くと、早速ベルギーの人気者タンタン君が出迎えてくれました。小僧なんて呼ばれているジュリアン君も健在です。ベルギーはムール貝も有名で、ご当地ビールと供においしく頂きました。

ブリュッセルは、アールヌーヴォーを建築に最も早く取り入れた、ヴィクトール・オルタや、ポール・アンカーが活動した土地で、数々の名作が現存し、当時のデザインを学ぶ上で欠かす事のできない場所でした。細部の細部まで魂のこめられた意匠からは、装飾という言葉では表現しきれない、あたたかな魅力を感じ、ホクホクした気持ちでいます。

 

London

北駅からユーロスターにのって、ロンドンに行ってきました。
街へ着くと、レンガ造りの建て物が立ち並び、曇り空はずっしり重く、今にもシャーロック・ホームズが現れそうな、イギリスの風景が目に飛び込んできました。
電車で2時間ちょっとの移動で、パリとは全く別の空気が漂っている事に驚きました。
訪れたい場所が多く、駆け足での滞在になってしまいましたが、かねてよりの望みも叶い、大充実の旅になりました。
ロンドンで見たものを、ばらばらと掲載させて頂きます。


 

La Borne

大学の先輩で、陶芸家の田中啓一さん(あじさん)の展示会におじゃましました。

会場は、パリから電車で二時間、車で一時間程の、La Borneという陶芸の街にある、窯や工房を併設した、陶磁器美術館です。

森に隣接した気持ちの良い環境の中で、男らしい大胆さと、繊細な仕事が同居した、あじさんの世界を堪能させて頂きました。

あじさん、貴重な機会をありがとうございました。

ちいさな街のあちこちで、陶芸家の工房や、その作品を扱うショップに出会う事ができます。

パノラマ写真は、滞在中何から何までお世話になった、マチコさん宅から望む、ぶどう畑です。

ワインが有名なSaint Seineという街の、丘に建つ素敵なお家で、夢のような日々を過ごさせてもらいました。

シュークルート、ビーフシチュー、ラクレット、連日のおいしいディナーも決して忘れられません。

マチコさん、晶子さん、章子さん、ありがとうございました。

 

Nancy

パリからTGVで一時間半程の、ロレーヌ地方ナンシーへ行ってきました。

ナンシーは、アール・ヌーヴォーが栄えた街で、エミール・ガレ等の多くのアーティストが活躍した地です。この血を濃く受け継ぎ、幅広い分野で活躍したジャン・プルーヴェの仕事を、この眼で見る事が、旅の目的でした。

十月末まで、市を挙げてのプルーヴェイベントという事で、市内3つの美術館で展示会が開催され、幸運にも氏の自邸とアトリエも見学する機会に恵まれました。さらに街のあちこちで、現存する初期のロートアイアンの仕事にも、出会う事ができます。

装飾芸術であるアールヌーヴォーとプルーヴェの工業的な仕事、半信半疑だった繋がりをこの地で確認する事ができました。

ナンシー派たる創作精神に触れ、襟を正す思いでいます。

 

New York

最後の目的地はニューヨークです。

数年前に訪れた際は、一泊二日の弾丸ツアーでした。

今回は念願だった美術館にも訪れる事ができ、ブルックリンをゆっくり散策する事もできました。

やっぱりニューヨークは新しいものに溢れ、刺激的で、エネルギーをもらえる街でした。


 

 

Brasilia

三番目の目的地はブラジリアです。

ブラジリアは1960年にリオデジャネイロに変わり首都となった、ブラジル内陸部につくられた計画都市です。

ルシオ・コスタにより都市設計がなされ、その建築物の多くをオスカー・ニーマイヤーが手掛けました。

モニュメンタルな造形は多少大雑把にも見えましたが、広大な環境の中でブラジルの顔として確かに機能しているように思えました。

 

Rio de janeiro

二番目の目的地はリオデジャネイロです。

治安の心配もあり緊張して訪れたリオの街は、オリンピックとワールドカップを控え、活気に満ちていました。

訪問の目的はコレ

オスカー・ニーマイヤー設計のニテロイ現代美術館です。
リオからフェリーで数分のニテロイ島の断崖絶壁に建っています。

教科書でおなじみのキリスト像も見る事ができました。
リオを一望するコルコバートの丘の一番高い場所に佇んでいます。

コパカバーナからイパネマへと美しいビーチが続きます。

 

Los Angeles

2012年春の旅、最初の目的地はロサンゼルスです。

雑誌で眺めていた憧れの地を訪れ、自分の興味を振り返る大切な経験となりました。

サンタモニカの丘の上にひっそりと建つイームズハウス。
夢が叶いました。

イームズコレクションで知られるJF・CHENギャラリーで見つけたアルミニウム製ラウンジチェア。

LACMAには新旧のアメリカンデザインがずらり。

HEATH CERAMICの西海岸らしい明るく爽やかな色彩。

スケボーはできませんが、憧れのお店も訪れる事ができました。